憧れのハワイから、今やオーストラリアへ──挙式先を変えるカップルが急増中！

海外挙式の定番が変わりつつある

かつて海外挙式といえば、まずハワイが候補に挙がるのが当たり前でした。
青く輝く海、白い砂浜、南国の花々──その全てが特別感に満ち、何万組ものカップルがハワイで誓いを交わしてきました。

ですが最近、その流れに変化が訪れています。
ハワイ挙式からオーストラリア挙式に変更している人が増えています。
海外挙式を検討したことがある方なら、その理由に心当たりがあるはずです。

準備を進めていくと、当初の見積もりよりも費用がかさむのは珍しくありません。
ホテル、衣裳、撮影、移動、食事──挙式そのもの以外にも多くの出費があります。

さらに、物価高は元には戻りません。
円安や一時的な景気変動が落ち着いたとしても、一度上がった滞在費やサービス価格が大幅に下がることはほとんどありません。
結果として、「以前と同じ内容を同じ予算で」というのはますます難しくなっています。

もちろん「場所」にこだわるのは悪いことではありません。
しかし予算を抑えようとすると、衣裳や撮影内容、会場グレードなどのクオリティを落とさざるを得ない場面が出てくることもあります。

果たして、大切な一日の質を下げてまで「ハワイ」という名にこだわるべきでしょうか。

旅費の中でも大きな割合を占めるのがホテル代です。
ハワイで最前列のビーチフロントホテルに泊まろうと思えば、1泊10万円以上は当たり前。
しかも最近では、海沿いではないアラワイ運河沿いの名も知られていないホテルでさえ、1泊3万円以上という状況です。

一方、オーストラリアでは事情が違います。
たとえばゴールドコーストのビーチフロントホテルでも、1泊2万〜4万円程度で泊まれるケースが多く、景色もサービスも十分に満足できるレベルです。
宿泊費が抑えられれば、その分を観光や食事、撮影のグレードアップに回すことも可能です。

この差が数泊分積み重なれば、滞在全体の費用感は大きく変わります。

最近よく目にするのが、
「挙式料金80％OFF」
「航空券無料」
といった一見お得に見えるキャンペーンです。

確かに響きは魅力的です。
しかし経験者ならご存じの通り、最終的な総額は高止まりしたままというケースも珍しくありません。
なぜなら、衣裳アップグレードや撮影プラン追加、現地での移動や食事など、挙式以外の部分でしっかり費用がかかるからです。

そして、その好条件にはたいてい裏があります。

たとえば、

こうした条件が積み重なれば、割引のインパクトは次第に薄れ、結局は当初の予算を超えることもあります。
もちろん、それらを理解した上で選ぶなら問題はありません。
ですが「無条件で安くなる」わけではないことは、知っておくべきです。

多彩なロケーション
リゾート地を望むなら、57キロものビーチが続く世界的スーパリゾート「ゴールドコースト」。
ヨーロッパの街並みのようなクラシカルな雰囲気を求めるなら、シドニーやメルボルン。
そして、ビーチも街並みも両方楽しみたいなら、**インド洋に面したコロニアル調の街並みが魅力の「パース」**がおすすめです。
季節の選択肢
南半球のため日本とは季節が逆。冬に真夏のビーチ撮影、夏に涼しい街中撮影が可能。春の花や秋の落ち着いた風景も魅力です。
移動や時差の負担が少ない
主要都市へ直行便があり、時差はわずか1〜2時間。ゲストも参加しやすい環境です。
物価感覚の違い
アメリカ本土やハワイ、ヨーロッパのように日本の倍近い物価水準ではなく、日本より少し高い程度のイメージ。
食事や宿泊も選び方次第で抑えられ、総額の計画が立てやすいのも魅力です。