なぜオーストラリアのウェディングは“クオリティが高い”と評されるのか?
日本以上の満足度を得られる理由とは
「海外ウェディング=ハワイやヨーロッパ」と連想されがちですが、今じわじわと人気を集めているのがオーストラリア。
その背景には、“クオリティの高さ”という明確な理由があります。
単なるガーデンウェディングではありません。
ブーケやケーキ、送迎車など、どれをとっても細部までこだわり抜かれたアイテムの数々。
中には「日本の式場よりもクオリティが高かった」と語るカップルもいるほどです。
この記事では、なぜオーストラリアの結婚式がここまで高品質なのか、その理由を6つの視点から解説します。
1. 日本人による海外リゾート挙式に感じる“画一性”と自由度の低さ
日本人カップルが行う海外リゾート挙式やフォトウェディングでは、
「プリンセスラインのドレスに、白のタキシード、白いバラのブーケ、そしてストレッチリムジンでビーチへ」──
そんな**“お決まりの型”に沿った演出**が今も主流です。
もちろん、それが理想の方もいますが、
**「もっと自分たちらしい結婚式にしたい」「型にはまらない表現がしたい」**というカップルにとっては、選択肢が驚くほど限られているのが現実です。
現地の文化や景観を活かしきれていないことも多く、衣装・写真・ヘアメイクに至るまで**“日本式のひな型”をそのまま海外に持ち込んだ挙式スタイルになってしまうケースも少なくありません。
結果として、せっかく海外で挙式をしても「どこで撮った写真か分からない」ような没個性的な仕上がり**になることすらあるのです。
2. 結婚式=文化の成熟度が試される場
オーストラリアは、世界中から人々が集まる多民族・多文化国家。
欧州系、アジア系、中東系など、さまざまな文化的背景を持つカップルが共存し、それぞれのスタイルに合わせた結婚式が日常的に行われています。
そのため、ブライダル業界全体の対応力が非常に高く、式場、プランナー、ヘアメイク、カメラマンのすべてが“国際基準”で動いているのが特徴です。
3. パッケージではなく“アイテム単位”で選ぶ文化
日本の結婚式では「パッケージプラン」が一般的ですが、オーストラリアではすべてのアイテムを自分たちで選び、手配するのが主流。
式場、ドレス、ヘアメイク、ブーケ、カメラマン、ケーキ、送迎車──すべてを自由に組み合わせるスタイルです。
つまり、一つひとつのアイテムのクオリティが高くなければ選ばれないという市場構造。
これが、業者一人ひとりのプロ意識を引き上げ、全体の品質を底上げしている理由です。
「パッケージに入っているから」ではなく、「これを選びたいから頼む」──
そんな選ばれる前提の厳しい環境が、クオリティの高さを生んでいます。
4. ブーケ、ケーキ、送迎車──細部に宿る美意識
パッケージではなく自由選択だからこそ、細部のクオリティが際立つのがオーストラリアの結婚式です。
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フローリストは、現地の旬の花を使ったブーケを、まるで雑誌の表紙のように仕上げます。
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パティシエは、味にも見た目にも妥協のないウェディングケーキを提供します。
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送迎車は、ヴィンテージカーやクラシックバスなど、非日常を演出する特別な一台が用意されます。
どれをとっても、単なる「オプション」ではなく、世界観を彩る主役級の存在感。
すべてが“自分たちだけの一日”をつくりあげるピースとして機能しています。
5. 世界中から注目される“ウェディング大国”としての実力
ハワイやバリと並ぶ観光ウェディングの人気国であるオーストラリア。
特に欧米やアジア圏からのカップルにとっても、理想的な結婚式の地として選ばれ続けています。
その背景には、宗教や文化に対する柔軟性と開放性があります。
例えば、ブリスベンにあるセントジョーンズ大聖堂は、壮麗なゴシック建築で知られる歴史ある大聖堂ですが、外国からのカップルにも挙式の門戸を開いています。
これは実は、ヨーロッパの大聖堂では珍しいこと。
確かにヨーロッパには美しい教会が多数ありますが、信者以外は利用できなかったり、宗教的手続きが非常に複雑だったりするのが一般的です。
格式ある建築と、オープンな文化の共存──
このバランスこそが、オーストラリアを“ウェディング大国”として成り立たせている大きな理由です。
6. 日本以上の満足度を得られるケースも
「海外=簡易的」ではなく、「海外=自由で本格的」。
オーストラリアでは、日本では叶えにくい“自分たちらしさ”を最大限に表現できる土壌があります。
各分野のスペシャリストと直接やり取りができ、演出も衣裳も写真も、すべてを自由にカスタマイズ可能。
それが、「日本でやるよりも満足できた」という声につながっているのです。
まとめ|“選べる”自由が、クオリティを生む
✔ 一つひとつが高品質で、妥協しないものづくり
✔ 世界中の多様な文化を受け入れる柔軟性
✔ 歴史ある教会も、海外カップルに開かれたオープンなスタンス
✔ パッケージではなく、自分で選べる自由度
✔ そして、日本では味わえない“自分らしさ”の追求
これが、オーストラリアのウェディングの“真のクオリティ”です。
海外でも、安心して理想の結婚式を叶えたい。
そんなカップルにこそ、オーストラリアは最高の選択肢です。