気になる雨の日対策は?天候リスクを抑えるコツ
「最高の1枚を、最高のタイミングで」
オーストラリアは広大な国土を持ち、都市によって気候が大きく異なります。そのため、前撮りには時期に合わせた都市選びが重要です。この記事では、主要5都市のおすすめ時期と特徴をご紹介します。
オーストラリア前撮りは“時期×都市”で選ぶ時代へ
オーストラリアは、日本の国土の約22倍もの広さを誇り、地域によって気候が大きく異なる国です。熱帯モンスーン気候、亜熱帯性気候、地中海性気候など、多様な気候帯を有しているため、前撮りや結婚式のロケーション選びには「時期ごとの都市選定」がとても重要です。
私たちは、お客様が安心してオーストラリアを訪れ、最良のコンディションで前撮りを楽しめるよう、シーズンごとに最適な都市をおすすめしています。
実際に、オーストラリアのどこかが常にベストシーズンを迎えており、都市によって最適なタイミングが異なります。
たとえば:
-
ケアンズは6〜8月がベストシーズン(乾季で天候が安定)
-
一方で、パースの6〜8月は雨季に入りやすいため撮影には不向きなことも
🌊 特にビーチを背景にした撮影を希望する場合、天候の安定性は非常に重要です。
逆に、クラシックな街並みやアートな建築を背景にした撮影を希望する場合は、多少の曇りや小雨でも撮影に支障は出にくいため、都市の魅力そのもので勝負できます。
晴天であることがすべてではありませんが、やはり結婚式やフォトウェディングにおいて「天候」は満足度を大きく左右する要素です。
🌟 「最高の1枚を、最高のタイミングで」
人気の観光地やシンボリックな建築物の前では、観光客による順番待ちが発生することも珍しくありません。
たとえば、シドニーのオペラハウス周辺はその代表例で、日中になると撮影スポットに人が集まり、スムーズな撮影が難しくなることも。
この状況は、東京丸の内の駅舎の前、パリのエッフェル塔を背景にしたトロカデロ広場などでも見られる、世界共通の現象です。
📸 そのため、街中での撮影は「早朝」など観光客が少ない時間帯を狙うのがベストです。
朝の柔らかな光も相まって、ドラマチックで美しいカットが残せます。
晴天であることがすべてではありませんが、やはり結婚式やフォトウェディングにおいて「天候」と「人の混雑」は満足度を大きく左右する要素です。
この記事では、**主要5都市(ケアンズ、ゴールドコースト、シドニー、メルボルン、パース)**の特徴と、それぞれのおすすめ時期を詳しくご紹介します。
🌴 ケアンズ(Cairns):6月〜9月がベストシーズン
-
おすすめ時期:6月〜9月(乾季)
-
理由:
-
熱帯モンスーン気候で、雨季(12〜3月)は湿度が高く天候不安定。
-
乾季は快晴が多く、気温は25〜28℃前後で過ごしやすい。
-
パームコーブやグレートバリアリーフなど、自然を背景にしたビーチ撮影が人気。
-
☀️ 撮影POINT:真冬でも半袖でOK。日差しが強くても風が心地よく、ドレス映えも◎
🏖 ゴールドコースト(Gold Coast):1年中おすすめ!
-
おすすめ時期:通年
-
理由:
-
亜熱帯性気候で気温・天候ともに年間を通して安定。
-
雨が少なく、晴天率が高いので撮影リスケの心配が少ない。
-
サーファーズパラダイスや内陸の森など、ロケーションバリエーションが豊富。
-
📷 撮影POINT:気候の心配が少なく、初めての海外撮影にも安心の定番都市です。
🌇 シドニー(Sydney):10月〜3月がベスト
-
おすすめ時期:10月〜3月(春〜夏)
-
理由:
-
春から夏にかけて気温が上昇し、青空も安定。
-
冬(6〜8月)は肌寒く、日照時間も短め。
-
ハーバーブリッジ、オペラハウス、ビーチ、公園など都会×自然が魅力。
-
🌿 撮影POINT:10〜11月のジャカランダシーズンは街が紫に染まり、幻想的な写真が撮れます。
🍷 メルボルン(Melbourne):10月〜4月がベスト
-
おすすめ時期:10月〜4月(春〜秋)
-
理由:
-
メルボルンの冬は寒く、天候も不安定(「1日に四季がある」と言われる)。
-
春〜秋は気候が穏やかで、撮影にも適した環境。
-
クラシック建築やカフェ文化が根付く街並みで、他都市と違った雰囲気に。
-
🕊 撮影POINT:ヴィクトリア調の図書館やヨーロッパ風街並みを活かしたシックな前撮りが叶います。
🌅 パース(Perth):9月〜11月、3月〜5月がベスト
-
おすすめ時期:春(9〜11月)・秋(3〜5月)
-
理由:
-
夏(12〜2月)は日差しが強く、気温が40℃近くなることも。
-
春と秋は過ごしやすい気温と晴天が続き、屋外撮影に最適。
-
キングスパーク、スワン川沿い、インド洋に沈む夕日など、開放感ある自然風景が魅力。
-
🌸 撮影POINT:9〜10月は野生のワイルドフラワーが咲き乱れ、花に囲まれたロマンチックな写真が撮れます。
📌 都市別おすすめ時期まとめ
都市名 | ベストシーズン | 特徴 |
---|---|---|
ケアンズ | 6〜9月 | 乾季で晴天安定、熱帯リゾート撮影 |
ゴールドコースト | 通年 | 天候安定、海も街も楽しめる万能都市 |
シドニー | 10〜3月 | 都会的+自然、ジャカランダの景観も魅力 |
メルボルン | 10〜4月 | 春〜秋が◎、クラシック建築との相性抜群 |
パース | 9〜11月・3〜5月 | 春と秋におすすめ、自然の中でのびのび撮影 |
月 |
ケアンズ |
シドニー |
メルボルン |
パース |
12月 |
10 |
12 |
5 |
2 |
1月 |
16 |
12 |
5 |
2 |
2月 |
18 |
11 |
4 |
2 |
3月 |
13 |
12 |
5 |
4 |
4月 |
9 |
11 |
6 |
6 |
2月〜4月の雨天日数を比較すると、メルボルンとパースは総じて雨が少なく、結婚式やフォトウエディングに適した気候条件が揃っていることがわかります。
-
メルボルン:最も多くて月6日。気温も安定し、ヨーロッパ調の街並みを活かした撮影に最適です。
-
パース:この時期は特に乾燥しており、月あたりの雨天日は2〜6日と少なく、晴天率が非常に高い都市です。
一方で、
-
ケアンズの2月は18日間が雨。月の半分以上が雨天となり、ビーチ撮影や屋外挙式を予定するにはかなりのリスクがあります。
この時期は熱帯モンスーン気候の影響で湿度も高く、天候の急変にも注意が必要です。
⏰ 時間帯を変えることで、“一石二鳥”の効果も。
とくに夏場や観光シーズンは、日中の暑さや観光客の多さがネックになりますが、「早朝の撮影」を選ぶことで両方の問題を回避することが可能です。
-
🌤 気温がまだ上がりきっていないため、ドレスやタキシードでも快適に過ごせる
-
📸 観光客が少ないため、人気の撮影スポットも貸切に近い状態で使用できる
-
☀️ 柔らかい朝の光は、肌をきれいに見せ、ドラマチックでナチュラルな写真に仕上がる
まさに暑さ対策 × 混雑回避 × 写真映えの三拍子がそろう、ウエディングフォトにとってベストな時間帯です。
✨ 時期を選んで、撮りたい未来を形に。
オーストラリアは、同じ季節でも都市によって全く違う表情を見せてくれます。前撮りの理想イメージに合わせて、**「そのとき、最も美しい場所」**を選ぶことで、一生に一度の記録がもっと特別なものに。
「どの都市が自分たちに合っているかわからない…」という方もお気軽にご相談ください。おふたりにぴったりのロケ地をご提案いたします。
また、こうした気候や混雑状況に合わせた都市・時間帯の選定は、全土にネットワークを持つ私たちだからこそ可能なご提案です。
最近では、特定エリアに特化した撮影会社や個人フォトグラファーの方も多くいらっしゃいますが、その場合、どうしても“その都市の天候が悪くても無理にそこで撮影する”といったケースが少なくありません。
私たちはオーストラリア全体をカバーする専門店として、各都市に信頼できるパートナーとネットワークを築いています。だからこそ、常に「その時期に一番美しい場所」「そのおふたりに最も合う都市」を客観的にご提案できる体制を整えています。